トーキョーN◎VA-Dリプレイ『その花の咲く理由』
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PC4人が全員イヌという異色なシナリオのリプレイ。しかもPC1はわんこ!? しかしシナリオ内容はシリアスな社会派ストーリー。 ダブつくと思われた《制裁》の使い方は必見っ 「《制裁》が4つあって《制裁》が足りない事態ってどういうことだ!」 「面白かったセッションをリプレイにする」をコンセプトにリプレイを発行するTFCの、渾身のアクト! ハンドアウトはなんとRLがキャスト全員に宛て書きした唯一のシナリオです。 ◆仕様◆ A5、144p ◆トレーラー 生命という名の花の季節は短く、 ひとつとして同じものはありはしない それゆえ生命は等しく尊く、 何にも増して優先されるべきもの ――ただしこの街には“ 例外” がある 美しくも醜い災厄の街に咲く花は、“ 選ばれしもの” でなければならない この小さな花瓶を彩る花はその存在を選別される こぼれた花は見向きもされず、ただ踏みつけられ朽ちてゆくのみ 何のために生まれたのか、それすらも知らぬまま それならばせめて、散り行くときは美しく そして“ いつか” に繋がる種を残そう 咲くことが許されないなら、せめて世界に生きた証を トーキョーN ◎ VA the Detonation “ その花の咲く理由” 生命の花弁を染めるのは、運命という名の鮮やかな紅
▼ハンドアウト
イヌ1:ロスヴィータ・ロックスバーグ コネ:ジークフリート・モリス(推奨:生命) ある夜、日課であるパトロール(断じて散歩ではない)の最中だった君の人間よりも数倍敏感な耳と鼻は、事件の気配を察知した。真夜中のイエローエリア、響き渡る悲鳴、漂う血臭、これだけ揃って駆けつけなければ“イヌ”失格である。 高らかに所属と身分を明らかにして君がその凶行を止めようとした途端、“ホシ”はまさかの言葉を口にした。 「その声……お前、ロス、か?」 驚きを彩って此方を振り返る“ホシ”の顔を見た瞬間、君もまた無意識にまさかの台詞を呟いていた。 「ジーク……」 君の脳裏にフラッシュバックするのは、“ホシ”と談笑する“見覚えのない少女”の姿。 ……どうやら君には、「思い出さなければならない記憶」があるようだ。 PS:“過去の記憶”を取り戻す イヌ2:渋川 大吾 コネ:藪内 京介(推奨:感情) 籔内 京介。フリーのトーキーである。少々向こう見ずで危なっかしいところはあるが(これを言うと「お前にだけは言われたくねえ」と返されるのがお約束だ)、ノリが良くて馬が合う、気のいい友人だ。……いや、友人だった。 その京介が、死んだ。今朝方、イエローエリアで発見されたらしい。ついこの間会ったときには、「ものすげえスクープを掴んだかも知れねえぜ」なんて調子に乗って笑っていた矢先のことだった。 京介と君は歩む道は違えど、“スタイル”に対する姿勢に対してはお互い一目置いていた。ならば、犯人を君の手で逮捕してやるのがなによりの弔いというものだろう。……そう意気込んだはずの君の出端を挫いたのは、予想だにしない通達だった。 「今朝の事件の被害者はヒルコだそうです。よって捜査の必要はありません」 京介がヒルコ? そんな話、聞いたことがない。それに……そんな理由での捜査中止命令を、承服できる君ではない。 PS:京介の死の真相を知る イヌ3:劉 紅月 コネ:“ヘメロカリス”(推奨:外界) ここしばらく、ブラックハウンドの基地に連続して脅迫状が届いている。差出人の名前は“ヘメロカリス”。N◎VAの全ての住民に平等な人権を齎すことを目的とした団体だという。 彼ら曰くブラックハウンドは『選民思想の温床』であり、『傲慢な理論と凶悪な暴力によってこの街を支配する唾棄すべき存在』なのだそうだ。 これは彼らの警告であり、『この警告を無視した場合には実力行使も辞さない』らしい。 実に荒唐無稽な話である。それに、こんな脅迫状は別段珍しいものでもない。警察組織に勤めていればこのような脅迫行為は時折あるものだ。 だが……何故か君は、これが単なるイタズラや脅迫だけに終わるとは思えなかった。それに、“選民思想”に“ブラックハウンドの傲慢さや暴力”と、君にとってはどうしても引っかかるワードがいくつもある。 君の課は現在暇ではない。決して暇ではないが――君はなんとか理由を捻り出し、“ヘメロカリス”の捜査に自ら名乗りを上げた。 PS:“ヘメロカリス”の目的を阻止する イヌ4:篠原 律 コネ:荒木 深(推奨:外界) 殺人事件発生。署内に響くその通信音声を耳にし、君は人知れず溜息を付いた。ここ数日のパターンから察するに、このあとはこう続くのだ―― 「なお、犯人は市民登録なし。身体的特徴よりヒルコであるだろうと予測される。よって即時射殺を許可する」 ……やはりだ。君の予想は的中した。もうこれで、同様の通信を聞くのは今月何件目になるだろうか。こうしてこの事件の犯人は何の捜査もされること無く射殺され、事件は“解決”となるのだ。 その動機も、背景も、何ら明かされることは無く。 だが仕方がない。それがこの街の従うべき“法”なのだから。 忸怩たる思いに歯噛みしていると、刑事部殺人課の荒木警視が機動捜査課に乗り込んできた。曰く、「殺人事件は本来我々殺人課の領分。犯人を射殺する以外に能が無いのなら、機動捜査課には引っ込んでいてもらいたい」と。 そして君が、機捜課からの引き継ぎ兼補助要員として指名されたのだ。だが、一連の事件に関する捜査権限が無いことは殺人課とて同じはず。となれば――殺人課を隠れ蓑に、自由に捜査するチャンスかもしれない。 PS:ヒルコによる殺人事件の真相を突き止める
▼サンプル
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